高血圧からあなたを守る食事の3本柱
1. 量を守る
2. 栄養のバランスを守る
3. 塩分控えめを守る
まず、1日の食事から摂るエネルギー量を守りましょう。次に、バランス。炭水化物や脂質、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの各栄養素をバランス良く摂るようにこころがけます。また、高血圧の食事治療法では、1日の塩分摂取を6g未満に制限するのが理想的です。
あなたにはあなたの適正なエネルギー範囲があります
適正なエネルギーは、簡単な計算で知ることができます。もしあなたが身長160cmであまり体を動かさない仕事の場合、1日の適正エネルギーは約1400~1700kcal。中高年の方の多くは、身体活動レベルの「低い」にあたります。
低い(25~30kcal)
○歩行は1日に2時間程度
○軽作業やデスクワークが中心の生活
○事務職の方、小さなお子様のいない主婦の方など
ふつう(30~35kcal)
○歩行は1日に2時間程度
○立ち仕事が中心の生活
○製造業・サービス業に従事されている方、小さなお子様のいる主婦の方など
高い(35kcal)
○重い肉体労働が1日に1時間程度
○農業・漁業・建設業に従事されている方など
栄養成分表示が義務化されました
2015年4月1日に「食品表示法」が施行され、全ての加工食品および添加物に熱量(エネルギー)、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウムの5項目の表示が義務付けられ、原則として、ナトリウムは食塩相当量として記載されることとなりました(移行経過措置期間は、2020年3月31日まで)。日頃よく食べている食品の塩分量を確認してみましょう。