講師：日下部雅喜氏 大阪社会保障推進協議会・介護保険対策委員。堺市介護保険課勤務の傍ら講演活動中。

講演会は福山医療生協と社会福祉法人備後の里の共催で２月１６日、福山市生涯学習センターで行われました。
介護退職・介護貧乏などまさに｢介護の危機｣と言われている状況を解決するのが本来の改革であるのに、政府が打ち出した｢社会保障と税の一体改革｣はこれに逆行した大改悪だと話されました。改悪によって①経度の人を保険から外す。②特養の入所は要介護３以上に限る。③所得によって利用料を２倍に。④資産があれば施設の居住費・食費を補助しないなど、｢保険料あって介護なし｣の状況が深刻になります。
介護の困難を解決するには国や自治体が公費補助を増やすことです。改悪が実施される来年４月まで、その狙いを広く知らせ｢法改正（悪）中止｣の声を届けようと話されました。
最後に備後の里・中石理事長から「介護をよくする会」（仮称）立ち上げの提起がありました。

会場の様子